コイン単価を図解により解説

コイン単価の意味を分かりやすく解説 図解付き!

コイン単価とは、一般のユーザーの方には馴染みのない言葉かもしれませんが、パチンコ業界では非常に有名な言葉です。主にホール側で使われる言葉で、端的に言うと各機種の「荒さ」の指標となります。ユーザー側からすると「事故待ち」指標と言えるかもしれません(笑)

 

コイン単価の算式自体はシンプルなんですが、その算式の意味するところは分かりにくかったりしますので、図を使って説明していきたいと思います。

 

 

 

背景

 

コイン単価の理解の助けになると思いますので、コイン単価が広く使われるようになった背景について少し触れておきます。

 

 

ホールニーズとの高い親和性

 

ド直球になってしまいますが、ホールのニーズは儲けることです(笑)。さらに言うと儲け続けることです。継続企業の前提ってやつですね。ただ儲けるだけなら全台設定1で営業すればいいのですが、それではお客さんが来なくなっちゃいますからね・・・。ホールは「低設定のみで営業したい(より儲けたい)。でも、ボッタ店とは思われたくない。」そんな相容れないニーズを抱えているのです。

 

そんな時、コイン単価がやってきましたー!「私なら上記の矛盾するニーズを一度に満たすことが出来る(確信)。」 「えっ、一休さん?
いささか大げさな表現ですが、あながち間違いでもありません。

 

コイン単価が高い機種の特性はこんな感じで、ちょうどそれぞれニーズを満たしていると思います。
@ 換金ギャップがある場合(昔は6枚交換、7枚交換のホールが多かった)、機械割が同程度の機種と比べ、コイン単価が高い機種の方が利益がでる。(後述)
A 機械割が同程度の機種と比べ、コイン単価が高い機種の方が設定1でも高設定を入れてるように見せることが出来る。

 

 

利便性と教育

 

加えて、
B ホールデータから簡単にコイン単価を算出することが出来ること
C ダイコク電気(周辺機器メーカー、データ分析に定評あり)によるホールのデータリテラシー教育により、ホールの機種選定等の意思決定プロセスにコイン単価が密接に結びついてきたこと (こんな分かりずらい指標が自然に広がることはありませんからね(笑))

 

 

以上の4つの理由により、コイン単価は広く使われ業界スタンダートとも呼べる指標になったと思われます。
簡単にまとめますと、コイン単価はホールニーズに綺麗に合致したため、機種選定等の意思決定プロセスに欠かせない指標となった、という感じです。

 

 

 

解説

 

コイン単価は、コイン単価=投資金額/投入枚数と定義されています。
(注)リプレイは小役とみなしますので、リプレイ成立の次ゲームも投入枚数は加算されます。

 

さっそく図1を使って説明しますね。図1はAさんが10,000円を投資しして500枚ゲット→500枚が飲まれてさらに10,000円を投資→運よく1,000枚ゲット→ヤメ、投入枚数は6,000枚というスランプグラフになります。投資金額の累計が20,000円、投入枚数が6,000枚ですので、コイン単価は、上記の算式に当てはめまして、20,000円/6,000枚=3.33円/枚となります。こんな感じで求めます。とっても簡単!

 

コイン単価を図解により解説

 

算式を見てもらったら分かるかと思いますが、投資金額に比例してコイン単価は上がりますので、荒さの指標とされているのも納得できるのではないでしょうか。大体ですがコイン単価は3円/枚前後。3円/枚後半になると高いなーという感じです。

 

 

 

コイン単価は絶対的な指標ではない

 

さてさて、ここで注意です。実は、打ち手が途中で変った場合コイン単価は大きく変ってきてしまいます。一人の人がずーっと打ち続ければコイン単価はある特定の数値に収束しますが、実際にはそんなことはありえません。途中でやめたり、閉店になれば否が応でもやめざるをえません。

 

図を用いて説明しましょう。図2は図1と同じスランプグラフとなっています。違うのは途中でAさんからBさんにに変っている点です。Aさんが10,000円投資して500枚ゲット→ヤメ、その後Bさんが20,000円投資1,000枚ゲット→ヤメとなっています。投資金額の累計が30,000円、投入枚数が6,000枚ですので、コイン単価は30,000円/6,000枚=5円/枚となります。

 

打ち手が変ると同じスランプグラフでもコイン単価が変ることがある。この性質はコイン単価を利用する場合には重要となりますので、知っておいて欲しいです。

 

コイン単価を図解により解説

 

コイン単価は機種の荒さを示す指標なのだけれど、お客さんの回転率等の不確定要素の影響が大きくて、同じ機種でもホールによって日によってコイン単価が違ってくるのです。それでもある一定の数値に落ち着くとは思いますが、ホールデータのコイン単価とメーカー発表のコイン単価(シミュレーション値)がコンマ1桁で一致するとかはほぼあり得ないので、くれぐれも「メーカー発表値はウソだ!」なんて言わないようにしましょう。「あいつ、分かってないな〜。」と思われてしまいます(笑)

 

 

 

換金ギャップがある場合、機械割が同じでもコイン単価が高い機種の方がホールは儲かる

 

前述した背景の@の説明を付け加えたいと思います。

 

コイン単価が高いということは、投資金額が多くなる(投資金額とコイン単価は比例の関係でしたね。)ことを言いますので、コイン単価が高いとより換金ギャップの恩恵を受けられることになります。ホールは儲かりますよね。これはホール視点なので、ユーザーとしてはコイン単価の高い機種(メーカーはユーザーに向けてコイン単価を公表していないのですけどね・・・)は、勝ちにくくなるということは頭の隅にでも入れておくと良いでしょう。

 

図3はコイン単価が低い機種、図4はコイン単価の高い機種。最終的な差枚数は0枚ですが、ホールの利益が異なります(7枚交換)。コイン単価が高い機種の方が利益がでていますね。

 

コイン単価を図解により解説

 

コイン単価を図解により解説

 

 

 

おわりに

 

コイン単価は、「荒さ」の指標であり「経営的」な指標でもある。ただ、絶対的な数値ではない。ということを念頭に置いてコイン単価と付き合っていって欲しいです。データは縦(時系列)の比較、横(他機種)の比較で初めて意味をもってきますから。ずーっと眺めてると何か思わぬ発見があるかもしれません(適当)

 

ホール用語には、コイン単価の他にも「TY」とか「MY」等の指標があったりします。「TY」は「特賞より」、「MY」は「マックスより」の略称です。用語だけ聞いてもよく分からないよね(笑)。ダイコク電気はネーミングセンスが壊滅的にイケてない・・・。ちなみに「TY」は一連の当たりでの獲得枚数のことで、「MY」は1日の最大値の山って意味です。図書かないと分かりづらいかな〜。いずれもコイン単価と相関性の高い数値ですよ。

 

ところで、顔認証の技術を応用したホールコンピュータはもう導入されてるんでしょうかね。そうなってくると、より詳細なデータの収集・分析がなされて新しい指標が開発されていそう。かつてのコイン単価がそうであったようにパチスロの開発にも影響を与える、そんな指標が登場してくるのも時間の問題かも。胸熱〜!

 

2013.12.16

 

 

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